アヤワスカ
プログラムの一環として、数人のシャーマンによる浄化セラピーおよび、インディオの儀式が行われます。
アマゾニアのシャーマンたちに最も広く用いられるものとして、神聖なる飲み物があります。作り方は様々ですが、呼び名は一つ、「アヤワスカ」といいます(南米とスペインでは「アヤウアスカ」、北米と西ヨーロッパでは「アヤフアスカ」と発音します)。アマゾニアには他にも強い効き目をもつ、めずらしい土地の霊薬が数多くありますが、アヤワスカは地域一帯に定着しており、ペルー、エクアドル、コロンビア、ボリビアのほぼ全土およびブラジルのジャングルに住む、あらゆるインディオの部族に用いられています(使用地域はこの植物が自生する地域と一致しています)。
他のインディオの文化的習慣と比べると、この飲み物のもつ貴重な意味は明らかです。例えば、陶器を作る技術をもつ部族がいた一方で、食物の調理と保存に陶器を使用しない部族もいました。また機織りの技術をもつ部族がいたと思えば、その近隣では機を織ることをまったく知らず、裸か腰蓑だけの姿で生活していました(今日でもそのような部族があります)。衣服や食器、身体を複雑な模様で飾る部族もいれば、そういった模様をまったく用いない部族もいました。それでもアヤワスカだけは、どの部族も例外なく使用していました。この飲料が、個人の肉体的・精神的健康の獲得と、村もしくは部族が一つの有機体として健やかにあるために果たしてきた役割は、非常に尊いものです。
アヤワスカから飲み物を作る方法は、部族によって異なりました。作る際に使用する植物が異なる場合と、同じ植物を使用しても作る方法が様々である場合がありました。また煮出す時間も異なりました。火にかけて煮る場合がほとんどでしたが、部族によっては冷水で浸出させるだけのところもありました。発酵させるところもありましたが、少数の部族に限られました。同様に、部族によって儀式の型も異なり、飲み物を摂取する際の特別な条件も決められていました。男性のみに摂取が限られているところもありました。大体において飲用は夕方から夜に行われ、温かいまま飲むこともありました。
作り方は似通ったものから全く異なるものまで様々でしたが、飲み物の名称は「アヤワスカ」と共通していました。これはペルーのジャングルに暮らすインディオが、部族をまたいで意思疎通するときに用いられていた、大山岳民族のケチュア族(かつてのインカ民族)の言葉を語源としています。「死者」または「魂」を意味する「アヤ」と、「つる」を意味する「ワスカ」の二つの語から成ります。
この飲み物の土台となるのは、バニステリオプシスというつる植物です。部族によってはこのつるのみからシャーマンの飲料を作るところもありますが、他の植物と混ぜ合わせて作るところもあります(その種類は少なくとも数十種類にのぼります)。
ペルーにいる我々の協力者たち(シャーマン、ヒーラー)は、それぞれの出身部族または個人の志向によって、様々な方法でアヤワスカを作っています。多彩な精神的体験、ヒーリング、デトックスなどを皆様に提供することが、我々の目的です。
アヤワスカは麻薬とは全く関係がないだけでなく、麻薬依存症患者の治療に非常に有効であり、その効力においては現在の西洋医学で及ぶ薬はありません。ペルーのタラポトという町(ペルー北部のジャングルへの出発点となるため、多くのプログラム参加者が訪れます)には、二十年以上の歴史をもつ、世界的に認められた薬物依存リハビリセンター『タキワシ』がありますが、ここではアヤワスカによる治療を行っています。ペトル・ホボット氏は、ペルーにおける自らの研究対象としてすでに1996年から、『タキワシ』の調査を進めています。
ペルーでは含まれる植物にかかわらず、あらゆるシャーマンの飲料が合法とされています。いわゆるドラッグのみが非合法です。アヤワスカの服用をともなう儀式はアマゾニア地方では数千年の伝統をもち、向精神機能(意識状態を変えるはたらき)をもつ飲料を摂取した場合でも、過剰摂取になることはありません。また、不適切な条件でこの飲み物を摂取することはありません。100%天然の植物から作られた、高い治癒力、知覚への影響力、スピリチュアルな力を秘めたシャーマンの飲み物は、一度も乱用されたことはなく、またこれからもその可能性はないと言えます。
他のHPでのアヤワスカの説明:
1.http://crystalian.com/Event/Tour_2007_Peru.html
2.http://blog.livedoor.jp
3.http://blog.goo.ne.jp